井手の葬儀のあいさつ基礎知識★★

2017年05月17日

上手ではなくても感謝の気持ちは伝えられる挨拶

家族が亡くなり、お通夜、告別式と遺族が挨拶をしなくてはいけない場面がいくつかあります。これには本来決まった形式は何もないとされています。葬儀に参列してくれた人や協力してくれた人への感謝の気持ちをきちんと伝えることが最も大切なことです。

本来はお通夜で感謝の気持ちを伝えるということはなかったようです。しかし、最近はお通夜が告別式化しており、弔問客も多く集まることから、その回数は以前よりも多くなっています。告別式の日は、式の最後か出棺前に参列者の前で喪主が言葉を述べます。

人前で話をすることは、誰もが得意としているわけではないはずです。特に家族が亡くなるという悲しみの中では、そのプレッシャーはたいへん大きなものとなっているでしょう。そのため、話すことは短くてもかまいません。

また、上手に話そう、気の利いた立派な表現を使おうなどと考える必要もありません。参列してくれた方への感謝と故人への気持ちを誰が聞いてもわかる言葉で素直に伝えることが大切です。準備の時間はあまりありませんが、話したいことの整理をして原稿を書いてみるのも良いかもしれません。

そして実際に挨拶をするときには、ゆっくりと話しかけるように話すことを忘れないようにすれば充分です。