井手の葬儀のあいさつ基礎知識★★

2017年05月15日

喪主が挨拶を行ううえでの心構えとは

葬儀を執り行う際に、親族の代表者として重要な役割を担うのが喪主です。式の段取りを決めたり、打ち合わせを行うなど悲しみに暮れる時間もないほど忙しいと言えるでしょう。また、出棺の時にマイクに向かって参列者の方々に言葉を述べたり、弔問を受ける際にもお悔やみの言葉への返礼をしなくてはなりません。

出棺の前に行う喪主挨拶では、感謝の気持ちを表現することが基本となります。参列してもらったことに対するお礼と、生前お世話になったことに対するお礼を述べます。これに加えて、死因の簡単な説明や故人の生前の様子、人柄に関しても述べていきます。

また、精進落としの席では、始めと終わりに挨拶をする必要があります。始めは、葬儀を無事に終えることができたことに対する感謝や、ゆっくりと過ごしてもらいたいことなどを伝えます。終わりでは、これでお開きとすること、今後共良い関係を続けていきたいことなどを伝えます。

中には、気が動転して上手く話せないという方も少なくありません。上手く話そうとするよりは、自分の言葉で故人の思い出や感謝の気持ちを伝えることが、何よりも大切であると言えるでしょう。喪主・遺族体表として、故人との別れの挨拶を悔いのないものにするためにも、この点さえ意識しておけばきっと十分に意味のあるものとなるはずです。